dynabookにメモリを増設した直後、「電源は入るのに画面が真っ暗」「LEDが点滅するだけで何も起こらない」といった起動不良に悩まされるケースは少なくありません。せっかくパワーアップを試みたのに、思わぬトラブルで不安になる方も多いはずです。
- 増設後、ファンは回るが画面がまったく映らない
- 電源ランプは点灯するが、何度試しても起動しない
- LEDが点滅し続け、異音や警告音がする
このような不具合の多くは、メモリの接触不良や対応規格の不一致といった小さなミスが原因です。しかし、対処を誤るとマザーボードやメモリ自体を損傷させるリスクもあり、安易な再起動や無理な差し込みには注意が必要です。
本記事では、dynabookのメモリ増設後に起動しないときの代表的な原因と、安全かつ効果的な確認・対処法をわかりやすく解説しています。ご自身で試せるステップも紹介しますので、焦らずに一つずつチェックしてみましょう。
もし原因の特定が難しい場合や、起動トラブルが続くようであれば、24時間365日対応の無料診断をご利用ください。専門家が安全かつ迅速に状態を見極め、最適な対処法をご案内します。
目次
メモリ増設後に起動しない原因
メモリ増設後にdynabookが起動しない場合、主に物理的なトラブルや相性問題が考えられます。軽視しがちな静電気やホコリも動作不良の原因となるため、以下の要因を一つひとつ丁寧に確認することが重要です。
メモリ装着の不備
最も多いのが、メモリが正しく装着されていないケースです。一見しっかり挿さっているように見えても、ツメがロックされていなかったり、奥まで差し込まれていなかったりすると、起動できません。再度外してから正しい向きでしっかり差し込み、固定を確認しましょう。
規格や相性の不一致
dynabookはメモリの相性に敏感な機種もあります。メーカー推奨外のメモリを使用すると、起動不良や認識エラーを起こすことがあります。増設する際は、公式サイトで対応機種・動作確認済みメモリの情報を確認しましょう。
静電気や帯電による障害
作業中に発生する静電気や、電源回路への帯電が原因で一時的に起動しないこともあります。この場合、放電処理を行うことで改善する可能性があります。
メモリやスロットの不良
dynabookでメモリを増設した後に起動しなくなった場合、取り付けたメモリそのものが不良だったり、スロット側に問題がある可能性があります。新品のメモリでも、初期不良や相性不良によって正常に動作しないケースは少なくありません。また、メモリを差し込む際にわずかにズレていたり、奥までしっかり挿さっていなかったりすると、認識エラーが発生してパソコンが起動しないことがあります。
こうしたトラブルは、パソコンに詳しくない方だけでなく、手順通りに作業したつもりでも起こることがあり、自覚のないまま何度も電源を入れてしまうと、マザーボードや他のパーツに負担をかけてしまうリスクも高まります。
一見小さな不具合でも、放置すると修理費が高額になるような故障につながる恐れがあるため、症状が続く場合は早めに専門業者に相談して、正確な原因の特定と対応を受けることが重要です。
BIOSの設定不具合

メモリを増設した後にdynabookが起動しない場合、BIOSの設定に問題が生じていることがあります。特に、自動認識がうまくいかなかったり、旧バージョンのBIOSが新しいメモリに対応していなかったりするケースでは、電源は入るのに画面が真っ暗なままになることがあります。
こうした現象は、PCに詳しくない方だけでなく、普段からパソコンを使用している方でも起こり得るトラブルです。設定変更を行った記憶がなくても、メモリ増設をきっかけに初期設定が崩れてしまうことがあるため注意が必要です。
放置して何度も起動を試みると、システムに負荷がかかり、別のトラブルを引き起こす可能性もあります。メモリ交換後に起動しない状況が続く場合は、BIOSの設定トラブルが疑われるため、早めに専門業者に相談して正確な診断を受けることが重要です。
当社では、相談から初期診断・お見積りまで24時間365日無料でご案内しています。まずはお気軽にご相談ください。
【要注意】自力対応が招くデータ損失のリスク

「増設後、ファンは回るが画面がまったく映らない」「電源ランプは点灯するが、何度試しても起動しない」――そんなトラブルに直面したとき、まずは自力で何とかしようと対応する方が多いと思います。
しかし、メモリやHDD、グラフィックボードなどの増設が原因で不具合が生じている場合、自己流の対処はかえって症状を悪化させる恐れがあります。特にパーツの相性問題や取り付けミスを見極められないまま通電を繰り返すと、基板や接続端子に深刻な損傷を与えるリスクがあるため、慎重な対応が求められます。
専門業者であれば、正確な診断に基づいて最適な方法で復旧を進めるため、データ消失を最低限に抑えることができます。中でもデジタルデータリカバリーは、以下の理由から多くの方に選ばれています。
- 相談実績46万件以上(2011年1月~)の豊富な対応経験に基づき、個人・法人問わず幅広いトラブルに対応
- 一部復旧を含む復旧件数割合91.5%(※内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績)という業界トップクラスの技術力
- 他社で「復旧不可」とされた機器の対応実績が7,300件越えにものぼり、独自の復旧技術を保有
大切なデータを守るには、まずは自力対応よりも専門的な判断が欠かせません。操作を誤る前に、まずは当社にご相談ください。
メモリ増設後に起動しない場合の対処法
ここでは、実際にdynabookでメモリを増設した後に起動しなくなった場合の対処法を、順を追って紹介します。初心者の方でも対応できる内容を中心に、段階的にチェックできるようにしています。
メモリの取り付け状態を確認・差し直す方法
メモリが正しく装着されていない場合、dynabookは正常に起動できません。奥までしっかり差し込み、ツメがきちんと固定されていることを確認してください。
- 電源を切り、バッテリーとACアダプターを外します。
- メモリを一度取り外し、向きとスロット位置を確認します。
- 端子を押し込むようにまっすぐ装着し、固定ツメがカチッとロックされているか確認します。
スロットと端子を清掃する方法
スロットや端子にホコリや油分があると、接触不良を起こして起動できないことがあります。清掃により復旧するケースもあります。
- メモリとバッテリーを取り外し、作業は静電気の少ない場所で行います。
- スロット内をエアダスターで軽く吹きます。
- メモリの端子は綿棒やメガネ拭きなど柔らかい布で軽く拭きます。
スロットや端子の清掃は効果的ですが、静電気や強い接触によって部品を傷めるリスクがあります。特にメモリの脱着に不慣れな場合は、無理をせず専門業者に相談することが安全です。
1枚ずつメモリを試して不良を特定する手順
2枚以上のメモリを同時に装着している場合は、片方を抜いて起動を試すことで、不良メモリやスロットを特定できます。
- 1枚ずつ装着して電源を入れ、画面が表示されるか確認します。
- 認識しないメモリやスロットがあれば、故障の可能性があります。
- すべて正常に動作しない場合は、元のメモリ構成に戻して再確認します。
BIOSリセットの実行方法
BIOSの設定が原因でメモリを認識しないことがあります。初期化することで改善される場合があります。
- dynabookを起動し、ロゴ画面でF2キーを連打します。
- BIOS画面が表示されたら「Load Setup Defaults」を選択します。
- 設定を保存して再起動し、改善されているか確認します。
BIOSリセットはメモリ認識の改善に有効ですが、設定を誤ると起動不能になる可能性があります。不安がある場合は、無理に操作せず専門業者に相談することが安心です。
帯電対策として放電処理を行う方法
静電気や内部回路の帯電が原因で起動しない場合は、放電することで正常に戻ることがあります。
- ACアダプターとバッテリーを取り外します。
- 電源ボタンを10〜15秒程度長押しして放電します。
- 再度すべての機器を接続し、電源を入れて起動を確認します。
専門業者に相談する
紹介した対処法を試しても起動しない状態が続く場合、メモリスロットやマザーボード自体に損傷が生じている可能性があります。特に、メモリの相性や取り付け時の静電気などが原因で、システムの起動を制御する領域に不具合が発生するケースもあります。
このまま自己判断でパーツを付け替えたり、無理に電源を入れ続けたりすると、データ領域や内部構成がさらに不安定になり、状態が悪化するリスクがあります。大切なデータを保持している場合は、より慎重な対応が求められます。そのため、改善しない場合は早めに専門業者へ相談することが安全です。
当社デジタルデータリカバリーでは、dynabookをはじめとする各種ノートパソコンの起動不良トラブルに多数対応しており、これまでに7,300件以上のご相談(※1)をいただいてきました。一部復旧を含む復旧件数割合91.5%(※2)という高い実績を維持しており、メモリ増設に関連した障害にも対応可能です。
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※1:算出期間:2016年6月1日~
※2:内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績
なぜデジタルデータリカバリーでは復旧困難な機器の復旧事例が多いのか
デジタルデータリカバリーはこれまで数々の復旧に成功してきました。復旧事例が多いのには、理由があります。
業界トップクラスの実績

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「データが戻ってくるかどうかは、最初の診断で決まる」
そう言っても過言ではありません。
最大の強みは、その“症例データの蓄積数”。
すべての相談内容を電子カルテのように管理し、障害のパターンと復旧手法を社内でデータ化。
これにより、問題の切り分けが圧倒的に早くなり、対応スピードと成功率の向上につながっています。
その結果、48時間以内に対応を完了した件数は全体の約80%。
一部復旧を含む復旧件数割合は91.5%(※3)と、業界でも高水準の成果を出し続けています。
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※2:期間:2011年1月1日~
※3:2023年10月実績。一部復旧:完全復旧に至らなかったが、一部復旧できた場合。完全復旧:復旧希望データを100%復旧できた場合。
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この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。