ICレコーダーに保存した大切な録音データが再生できなくなったり、機器が認識されなくなったりすると、非常に困りますよね。ICレコーダーの故障にはさまざまな原因があり、状況に応じた適切な対応が必要です。本記事では、ICレコーダーの故障原因と、データを安全に取り出すための方法を詳しく解説します。

ICレコーダーの故障の原因

ICレコーダーが正常に動作しなくなる原因は、大きく分けて以下のようなものがあります。

電源が入らない

ICレコーダーの電源が入らない場合、バッテリー切れや接触不良、内部基盤の故障などが考えられます。まずは電池を交換したり、USB充電を試したりしてみましょう。

PCに接続しても認識されない

USBケーブルの不良やポートの接触不良が原因で、PCにICレコーダーが認識されないことがあります。別のUSBポートを試すか、ドライバの更新を行ってみてください。

録音データが消えた・再生できない

突然録音データが消えてしまったり、再生できなくなったりする場合、ファイルシステムの破損や誤操作による削除が原因である可能性があります。誤って初期化しないよう注意し、データ復旧の対策を検討しましょう。

水没・落下による物理的損傷

水に濡れたり、落下して強い衝撃を受けたりすると、内部の基盤やメモリが損傷し、データが読み取れなくなることがあります。通電すると故障が悪化するため、電源を入れずに専門業者に相談するのが安全です。

内部メモリやSDカードの破損

ICレコーダーの記録媒体である内蔵メモリやSDカードが破損すると、録音データにアクセスできなくなることがあります。記録メディアの問題が疑われる場合、まずは以下の方法を試してみましょう。

• SDカードを取り外し、PCに直接接続して認識されるか確認する。
• 別のカードリーダーを使用し、接触不良が原因ではないか検証する。
• 他のデバイス（デジタルカメラや別のICレコーダー）に挿入し、データが読み込めるか試す。

しかし、これらの方法で改善しない場合は、メモリチップ自体が故障している可能性が高く、自己対応を続けるとデータの損失リスクが高まります。特に、以下のようなケースでは注意が必要です。

• SDカードを挿し直しても「フォーマットしますか？」と表示される
• ICレコーダーの画面に「メモリエラー」や「データがありません」と表示される
• 何度か試した後にデータが完全に消えてしまった

このような状況に直面した場合、誤った操作が取り返しのつかない事態を招く前に、速やかに専門業者に相談することが最善の選択です。当社では、復旧件数割合91.5%（一部復旧含む※）の高精度な技術で、大切なデータを守ります。

HDDの異常を感じたら、すぐにご相談ください。無料の初期診断を実施し、ICレコーダーの状態を正確に診断した上で、最適なデータ復旧方法をご提案します。大切な録音データを守るために、まずはお気軽にお問い合わせください。

24時間365日対応しており、緊急のご相談にも迅速に対応いたします。

* 内、完全復旧57.8%。復旧件数割合＝データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績

 

ICレコーダーのデータを取り出す方法

ICレコーダーが正常に動作しない場合でも、データを救出できる可能性があります。以下の方法を試してみましょう。

データ復旧ソフトを使用する

ICレコーダーがPCで認識される場合、データ復旧ソフトを使用して録音データを取り出せる可能性があります。

USB接続で直接ファイルをコピーする

ICレコーダーがUSBストレージとして認識される場合、エクスプローラーで開き、直接録音データをコピーすることが可能です。

音声ライン出力で録音し直す

ICレコーダーのイヤホンジャックからPCに音声を出力し、録音ソフトで録り直す方法もあります。ただし、音質が低下する可能性があります。

専門業者に依頼する（物理障害の場合）

ICレコーダーが全く認識されない場合、基盤やメモリの物理障害が疑われます。この場合、自己対応は困難であり、専門業者によるデータ復旧が必要です。

ただし、メーカー修理を依頼すると、データが初期化されるケースがほとんどです。重要な録音データがある場合は、通電せずに速やかに「データ復旧の」専門業者に相談することが最も安全な選択肢です。

当社では無料の初期診断を実施し、録音データの復旧をサポートします。24時間365日対応しておりますので、お困りの際はお気軽にご相談ください。