2010年2月5日

ニュースリリース

デジタルデータリカバリー

2006年以前に製造されたハードディスクは要注意
2009年ハードディスク データ復旧統計

当社(本社:東京都中央区銀座)は、2009年にデータ復旧依頼を請けた4万台以上のハードディスクを、パソコンメーカー、外付けドライブメーカー、ハードディスクメーカー、製造年等に分類した、「2009年ハードディスク データ復旧統計」を発表いたします。

 弊社にデータ復旧依頼で持ち込まれた機器を形状別に分類すると、デスクトップパソコンが21.3%、ノートパソコンが19.7%、外付けハードディスク(USB接続、NAS等)が32.3%、お客様自身で機器から取り外して持ち込まれたハードディスクが26.2%、DVDレコーダーなどの録画機器が0.4%となっています(グラフ1参照)。

 データ復旧依頼を請けたデスクトップパソコンのメーカートップ3はDELL、アップル、NEC(グラフ2参照)、ノートパソコンのメーカートップ3はNEC、東芝、ソニー(グラフ3参照)、外付けハードディスクメーカーのトップ3はバッファロー(メルコ含む)、アイ・オー・データ機器、ロジテック(グラフ4参照)となっています。

※データ復旧依頼に至る理由は、機器の故障だけでなく、お客様の誤操作によるデータ消去、機器の落下等、メーカーの品質に関係しないケースも含まれています(以下同様)。
※弊社ではデータ復旧依頼されたメーカーの台数は把握できますが、販売された台数(市場シェア)は把握できません。シェアの高いメーカーの製品ほど、データ復旧を依頼されるケースが多いと考えられます。例えばA社製品のデータ復旧依頼が100件、B社製品が10件でも、販売台数がA社製品が10万台、B社製品が千台であれば、その率はA社製品0.1%、B社製品1%となります(以下同様)。
※データ復旧依頼されるハードディスクは、およそ4~5年前に製造されたものが最も多く、現在販売されている製品の品質とは異なると考えられます(以下同様)。

グラフ1グラフ1

グラフ2グラフ2

グラフ3グラフ3

グラフ4グラフ4

グラフ5グラフ5

 データ復旧依頼を請けたデスクトップパソコン、ノートパソコン、外付けハードディスクに内蔵されたものも含めた、全てのハードディスクドライブのサイズは3.5インチが64.2%、2.5インチが34.2%となっています(グラフ5参照)。3.5インチサイズで最も多かったのはWestern Digital、次がSeagate、以下SAMSUNG、日立(HGST)となっています(グラフ6参照)。2.5インチサイズで最も多かったのは東芝、次が日立(HGST)、以下富士通、Seagate、Western Digitalとなっています(グラフ7参照)。

グラフ6グラフ6

グラフ7グラフ7

グラフ8グラフ8

 ハードディスクドライブに記載された製造年を見ると、2005年が最も多く、全体の傾向はストレージ市場の拡大による右肩上がりと正規分布を掛け合わせた推移となっています(グラフ8参照)。但し、2008年製のハードディスクドライブのデータ復旧依頼は突出しており、この年に製造されたドライブに関しては注意が必要かもしれません。この傾向が今後も続くと仮定すると、2010年にデータ復旧が必要となるハードディスクドライブは2006年製が最も多くなる可能性があります。2006年以前に製造されたドライブを使用している方は、こまめなバックアップなど、事前に対策をお勧めいたします。

※ハードディスクドライブに記載された製造年のデータであり、実際にそのドライブを搭載した機器がいつから稼働開始されたかは不明です。また稼働環境(温度環境等)、稼働時間等も不明です(以下同様)。

グラフ9グラフ9

 ハードディスクドライブの製造年とドライブメーカーの推移を見ると、最も正規分布に近い推移をしているのが東芝製ドライブとなっています(グラフ9参照:以下同様)。2004年の4.0%(%は全てのデータ復旧依頼ドライブに占める率)がピークとなっています。この傾向が今後も続くと仮定すると、東芝製に関しては、2010年は2005年製(60GB前後)のドライブは注意が必要と考えられます。

 Western Digital製ドライブも2008年を除けば正規分布に近い推移をしています。ピークは2005年、よって今年は2006年以前に製造されたWestern Digital製ドライブはそろそろ注意が必要かもしれません。全体の2008年製のデータ復旧依頼が突出しているのは、Western Digital、Seagate、SAMSUNGが前年より率が高くなっていることが要因です。理由は不明ですが、ハードディスクドライブに関しては2008年製はいわゆる「ハズレ」の可能性があります。

 Seagateに関しては、2004年までは5番目、7番目、5番目と、世界シェア1位であることを考えると、極めて低い率で推移していましたが、Maxtorの買収を発表した2005年降、徐々に率が高くなっているのが気になります。

 大容量ストレージが一般化した現在、ハードディスクのトラブルは計り知れない損害となります。ミラーリングをしていても、誤操作でデータを削除した場合はミラーリングしたデータも瞬時に失うこととなります。ある日突然訪れるトラブルに対処するため、こまめなバックアップをお勧めいたします。

リリースに関するお問い合せ先

当社 マーケティングチーム
〒104-0061 東京都中央区銀座6-6-7 東京朝日ビルディング3F
TEL:03-6251-9700 FAX:03-6251-9030
E-mail:mteam@ino-inc.com
URL:https://www.ino-inc.com/

又は広報代理
iPR 奥川
Tel.090-4194-8506 Fax.052-824-6421
E-mail: mail2ipr@i-pr.jp

参考資料:BCNランキング(過去のデスクトップパソコン、ノートパソコン、外付け ハードディスクの国内販売実績)

デスクトップパソコン 対象期間 1位(シェア) 2位(シェア) 3位(シェア)
AWARD 2010 2009/01/01~12/31 NEC(21.2%) 富士通(16.0%) ソニー(14.1%)
AWARD 2009 2008/01/01~12/31 富士通(21.0%) NEC(20.7%) eMachines(14.6%)
AWARD 2008 2007/01/01~12/31 富士通(23.8%) NEC(22.7%) ソニー(11.7%)
AWARD 2007 2006/01/01~12/31 NEC(22.0%) 富士通(20.9%) eMachines(16.1%)
AWARD 2006 2005/01/01~12/31 NEC(25.1%) 富士通(18.6%) eMachines(16.8%)
AWARD 2005 2004/01/01~12/31 NEC(25.1%) 富士通(21.0%) ソニー(19.1%)
AWARD 2004 2003/01/01~12/31 NEC(22.8%) ソニー(20.0%) 富士通(19.1%)
AWARD 2003 2002/01/01~12/31 ソニー(25.2%) NEC(22.5%) 富士通(19.4%)
AWARD 2002 2001/01/01~12/31 NEC(23.5%) ソニー(21.1%) 富士通(17.5%)
AWARD 2001 2000/01/01~12/31 NEC(22.6%) アップル(19.4%) sotec(15.0%)
AWARD 2000 1999/01/01~12/31 アップル(33.0%) NEC(21.8%) 富士通(14.4%)

ノートパソコン 対象期間 1位(シェア) 2位(シェア) 3位(シェア)
AWARD 2010 2009/01/01~12/31 東芝(20.6%) 富士通(17.7%) NEC(16.7%)
AWARD 2009 2008/01/01~12/31 東芝(18.5%) NEC(18.4%) 富士通(17.7%)
AWARD 2008 2007/01/01~12/31 東芝(21.7%) 富士通(21.2%) NEC(20.4%)
AWARD 2007 2006/01/01~12/31 東芝(22.8%) NEC(21.0%) 富士通(20.4%)
AWARD 2006 2005/01/01~12/31 NEC(21.7%) 東芝(19.5%) 富士通(18.5%)
AWARD 2005 2004/01/01~12/31 NEC(19.9%) 東芝(18.1%) 富士通(17.0%)
AWARD 2004 2003/01/01~12/31 NEC(19.1%) ソニー(18.6%) 富士通(17.3%)
AWARD 2003 2002/01/01~12/31 ソニー(25.4%) NEC(18.6%) 富士通(16.5%)
AWARD 2002 2001/01/01~12/31 ソニー(28.7%) NEC(17.4%) 富士通(14.4%)
AWARD 2001 2000/01/01~12/31 ソニー(24.0%) NEC(22.1%) 富士通(13.5%)
AWARD 2000 1999/01/01~12/31 NEC(26.3%) ソニー(23.3%) 富士通(17.3%)

外付けハードディスク 対象期間 1位(シェア) 2位(シェア) 3位(シェア)
AWARD 2010 2009/01/01~12/31 バッファロー(55.7%) I・Oデータ機器(36.9%) ロジテック(3.5%)
AWARD 2009 2008/01/01~12/31 バッファロー(46.5%) I・Oデータ機器(44.2%) ロジテック(4.9%)
AWARD 2008 2007/01/01~12/31 I・Oデータ機器(44.2%) バッファロー(42.6%) ロジテック(9.3%)
AWARD 2007 2006/01/01~12/31 バッファロー(51.5%) I・Oデータ機器(32.8%) ロジテック(12.4%)
AWARD 2006 2005/01/01~12/31 バッファロー(45.6%) I・Oデータ機器(36.6%) ロジテック(14.9%)
AWARD 2005 2004/01/01~12/31 バッファロー(50.6%) I・Oデータ機器(34.2%) ロジテック(11.1%)
AWARD 2004 2003/01/01~12/31 バッファロー(46.4%) I・Oデータ機器(39.3%) ロジテック(10.3%)
AWARD 2003 2002/01/01~12/31 メルコ(46.7%) I・Oデータ機器(34.9%) ロジテック(13.8%)
AWARD 2002 2001/01/01~12/31 I・Oデータ機器(39.0%) メルコ(32.6%) ロジテック(20.6%)
AWARD 2001 2000/01/01~12/31 I・Oデータ機器(47.4%) メルコ(36.3%) ロジテック(10.2%)
AWARD 2000 1999/01/01~12/31 I・Oデータ機器(49.4%) メルコ(39.8%) ロジテック(9.3%)

※BCNランキングは任意の量販店、ネット通販で販売された機器のPOSデータを集計したもので、法人販売された製品、メーカー直販された製品等はデータに含まれていません。