HDD(ハードディスク)は、安価で大容量のデータを管理運用できるため、個人用から大規模なサーバー構築まで幅広く使われています。
しかし、HDDには寿命があり、そのうえデータの管理方法や作業環境などにより、耐用年数は大きく左右されます。
この記事では、HDDが寿命を迎えたときの症状、データ救出方法、HDDを長持ちさせるコツなどを解説します。正しくHDDの寿命を知り、適切な対応をとりましょう。
目次
HDD(ハードディスク)の寿命は約5年

HDDはパソコンなどに内蔵されている場合か外付け(独立している)かによって寿命が異なります。しかし、総じて5年以上使用を続けるとHDDの部品が摩耗し、動作の低下やデータの認識不良などが発生することがあります。
内蔵HDDの場合
内蔵HDDの寿命は一般的に3年から4年とされています。駆動時間に換算すると26,000~35,000時間使用できるとされます。
5年以上使用を続けると、HDDの動作の低下やデータを読み込めないなどのトラブルが発生し始めるといわれます。
更に10年以上使用を続けると、高い確率で故障が頻発します。

外付けHDDの場合
外付けHDDの寿命は約3年です。駆動時間は約1万時間に相当します。
内蔵HDDよりも寿命が短い理由は、熱や湿気の影響を内蔵HDDよりも受けやすいためです。
適切な環境下で正しくHDDを使えば、10年以上HDDを使用することも不可能ではありません。設置環境や室温を見直すことで、外付けHDDを長持ちさせられます。
HDDの寿命を発表しているメーカーもある
一般的なHDDの寿命は総じて3年から4年です。
ただし企業によっては、HDDの寿命を調査し、発表しているところもあります。
一例としてHDDメーカーのWDC(Western Digital)社やパソコンメーカーのhp社は5年程度の使用を推奨しています。
またアメリカでデータバックアップサービスを提供するBackblaze社は、毎年社内で使用する東芝、Seagate、HGST(旧日立) 、WDC(Western Digital)などの、社内で使用しているHDD/SSDの故障率を調べたレポートを発表しています。
Backblaze社の2023年のHDD故障率の最新データはこちら
HDDの寿命を決定する要因

現在のHDDは5年以上目立った故障なく稼働できるものも多いですが、HDDに負荷を加える操作を行うことで、寿命が短くなってしまいます。
連続使用による発熱
HDDは熱に弱いため、高温の環境下で使用すると寿命が短くなります。
しかしHDDを稼働させると、モーターがディスクを高速回転させるため、どうしても熱が発生します。
パソコンなどSDカードを接続する機器は、排熱用のファンによって熱を逃がします。
SDカードをさしたまま連続使用を行うと、ファンの排熱が追い付かず、機器に熱や湿気がこもってしまいます。
機器が異常に発熱している場合は、電源を落とし、操作せずに30分以上放置しましょう。
電源の強制終了
HDDへ電気の供給が急に途絶えると、データを読み込む部品がディスクに叩きつけられ、物理的に破損する恐れがあります。
加えてデータ通信中の場合は、データが破損し、文字化けの出現や開かないファイ
適切にシャットダウンして終了するだけでなく、急な災害や落雷に備えて予備バッテリーや
無停電電源装置を備えておきましょう。
HDDに加えた衝撃

HDDがデータの読み書きをする際は、データを格納するディスク(プラッタ)と、データを読み書きを行う磁気ヘッドの先端がナノ単位の距離になります。
したがって、わずかな衝撃を加えるだけで、ディスクは損傷してしまいます。
実際に外付けHDDを倒しただけで、ディスクを破損させた事例もあるほどです。
HDDのディスクについたキズを直せるのは技術力の高いデータ復旧業者に限られるため、
異常が発生した場合は、信頼できるデータ復旧業者に相談し、安全にデータを取り出してもらいましょう。
頻繁な電源のオンオフ
電源のオン・オフを繰り返すと、HDDの寿命を縮めてしまいます。
なぜなら起動時がHDDに最も負荷がかかるためです。もしもHDDのディスク部分に破損やキズがあった場合は、電源のオンオフによって症状が進行します。
そのため、「HDDから異音・異臭がする」「HDDが認識されない」「データがいつのまにか消えている」場合は、電源のオンオフは最低限にとどめ、至急データ復旧業者に相談しましょう。
HDD(ハードディスク)の寿命を左右する要因
HDDの寿命を左右する要因は以下の3点です。
パソコンのファンとHDD
パソコンのファンとHDDはともにモーターが羽やディスクを回転させます。しかし、パソコンのファンよりもHDDの部品のほうが数が多くて複雑です。

HDD内部と障害の関係
HDDは、データを読み書きする「磁気ヘッド」とデータを記憶する「プラッター」で構成されており、レコードでいうところの「針」と「円盤」の構造に近いです。
HDD内部と障害の関係
超精密機器のHDDでは、多数の部品、プログラムが正常に動作することで、はじめてデータの読み書きを行うことができます。HDDの復旧時は、これら部品やプログラムのうち、どこが故障しているのか、どこに不具合が起きているかを正確に特定する必要があります。
またHDD自体は問題ない場合でも、データが見えない場合、「データを誤って削除してしまった」「上書き保存してしまった」などのヒューマンエラーを想定することが出来ます。

①PCB基板
–HDDの動作に必要な電力を供給する部品
②磁気ヘッド
–データ記録面であるプラッタにデータの読み書きを行う部品
③スピンドルモーター
–データ記録面であるプラッタが両面にある磁気ディスクを回すための部品
④ファームウェア
–HDDの全体の動作をコントロールするプログラム
⑤セクタ
–データ記録の最小単位
⑥データ記録面
–データであるプラッタに傷が物理的に付く”スクラッチ”
⑦PC,外付けHDD筐体の基板
–HDDのPCB基板に電力供給するための部品
(※HDD自体ではない)
①OS(Operation System)
–PC全体のシステムを管理しているソフトウェア。
PCを起動するためには、OSを起動させる必要がある。
②ファイルシステム
–ファイルやフォルダの作成・移動・削除など、データを管理する仕組みのこと。
(Windows, Mac, Linuxによって異なる)
経年劣化が発生すると、磁気ヘッドが摩耗し、不規則な動作になります。するとプラッターが削り取られ、格納されていたデータの消失につながります。
保証期間内のHDDであれば、メーカーに対応を依頼し、安全にデータを復旧したい場合は、データ復旧の専門家に相談しましょう。
デジタルデータリカバリーでは、24時間365日復旧依頼を受け付けており、トップエンジニアによる無料初期診断もあわせて行っています。
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HDDのデータ復旧とメーカー保証の違い


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SSDとHDDではどちらが長持ちする?

近年パソコンのストレージに使用されるSSDは、HDDと異なり物理的に動作する箇所がありません。そのため寿命は約5年とHDDより長持ちです。
ただしSSDの経年劣化はHDD以上に気づくことが困難です。SSDは構造上電気信号のみでデータの読み書きを行うため、HDDのような異音・異臭が発生しません。
HDDよりSSDは長持ちする反面、寿命を迎えると前触れなくデータが消去されるデメリットもあります。

HDD(ハードディスク)の寿命が近い時の症状
HDD(ハードディスク)の寿命が近づいているときの症状は、次の8つです。

起動しない・認識しない
そもそも、HDDが起動しない・認識しない場合、HDD不良というより、「電源供給不良」「接続不良」が起きている可能性が高いと考えられます。しかし、周辺環境を整えた上で、起動しない・認識しないという状態が続く場合、深刻な障害がHDDに発生している可能性が考えられます。


ファイルやフォルダが開けない・文字化けが発生

HDDドライブのアイコンは表示されるものの、ファイル名の文字化けや、クリックすると「ファイルまたはディレクトリが壊れているため、読み取ることができません」というエラーが出ることがあります。
この場合システムエラーの可能性もありますが、経年劣化によってデータを正しく読み込めていない可能性もあります。むやみに通電・操作は控えた方がいいでしょう。
症状から正確に原因を突き止めることは難しく、専門家であるデータ復旧業者なら初期診断で原因を突き止めることができます。

動作が重い・フリーズを繰り返す
HDD搭載PC、または外付けHDDで、やたら突然動作が重く、「応答なし」とフリーズを繰り返す場合、何らかの障害がHDDに発生している可能性が疑われます。特に「ファイルのコピーや移動も不可能である」「カチカチと異音が生じる」などの症状がみられる場合、HDD自体に重度の障害が発生している可能性が考えられます。

異音・異臭・発熱
これは「物理症状」と呼ばれる、物理障害の典型的症状です。HDDの内部には、データを書き込む駆動装置が存在し、正常時は「ジー」「ガリガリ」といいうシーク音(読み込み音)がします。
しかし、経年劣化や物理的衝撃が原因で、正常に読み取りができなくなると、「カチカチ」「カタカタ」と異音が生じ、不適切な動作を繰り返すようになります。また、この際、摩擦によって異臭・発熱が生じることもあります。
頻繁に再起動する
- 「いきなり画面がブラックアウトして修復画面(ブルースクリーン)になる」
- 「外付けHDDが自動的に切断され、再接続を繰り返す」
このような場合、HDDに深刻なトラブルが生じている可能性がありまあす。もちろん、外付けドライブの場合、ケーブルや接続先のUSBポート自体が不具合を起こしている可能性もあるので、その点を留意したうえで、おおよその原因をつかんでおきましょう。
フォーマットを促すエラーが表示される
HDDが劣化し、PC上で正常に認識できなくなると、「フォーマット(初期化)する必要があります」というエラーメッセージが表示されることがあります。なぜ、フォーマットを促すエラーが表示されるかというと、データやフォルダを管理する「ファイルシステム」を再構築して、再使用しようとしているからです。確かに、不適切な取り外しでHDDのファイルシステムが破損する「論理障害」が起きている場合、フォーマットすることによって、HDD自体は再び使えるようになります。しかし、経年劣化を起こしたHDDでフォーマットを行っても、機器自体の状態悪化を招くだけでなく、データも上書きされてしまいます。
メッセージにそのまま従うことも極力控えてください。外付けHDDで「フォーマットする必要があります」と表示された場合の原因と復旧・修復方法はこちらをご覧ください。

CRCエラーが表示される・データコピー失敗

巡回冗長検査(CRC)とは、データのエラーを検出・修正する仕組みです。外付けHDDでデータを移行中に「データエラー(巡回冗長検査(CRC)エラー)です」と出る場合、CRCで自動修復できないほど状態が悪化しており、移動・コピーも不可能になってしまいます。もし、CRCエラーが表示される場合、無理に復旧ツールを使用したり、データを移動したりするのは控えてください。HDDが完全に破損してしまう恐れがあります。

SMARTエラーが発生した
S.M.A.R.TとはHDDの状態を検査するための指標です。「CrystalDiskInfo」などのフリーソフトをインストールすることで調べることができます。
SMARTエラーが発生すると、HDDに物理的な破損が発生しています。計測結果を読むことで、HDDの異常が通信速度や他の機能にどの程度影響を与えているかも調べることができます。
ソフトによっては調査結果に「危険」や「異常」と表示されますが、そうでない場合は「しきい値」が異常に高くなっていないか確認することで異常に気付くことができます。
HDDの物理的な破損は早く対処する必要があるため、SMARTエラーが発生したHDDのデータが必要な場合は、データ復旧業者に相談しましょう。
寿命が近いHDDを使用するリスク

3年から4年わたり使用しているHDDは寿命が近づいています。HDDの使用中にパソコンの動作が重くなる・フリーズするといった症状が発生したら経年劣化を疑うべきかもしれません。
以下は寿命が近いHDDを使い続けるリスクについて説明します。
データが消失する
HDDが寿命を迎えると、大事なデータを保存しているHDDのディスクや磁気ヘッドが劣化し、データが消失することもあります。
寿命を迎えたHDDの使用を続けると、勝手にデータが消失するだけでなく、パソコンが起動しなくなることもあるため、注意が必要です。

データを復旧できない可能性も
寿命が近づいたHDDはデータ復旧ができなくなってしまう可能性があります。寿命によって消失したデータは、復旧ソフトの使用でも取り戻すことはできません。
しかし技術力の高いデータ復旧業者であれば、頻繁なフリーズやデータが認識できなくなった、寿命を迎える寸前のHDDなら限られた復旧手順で、データを抽出することが可能です。
寿命を迎えたHDDは、通電さえもデータ消失のリスクとなるため、早めに使用を中止し、復旧率が明記され、物理障害に対応できるデータ復旧業まで相談しましょう。
Western Didgital製HDDを復旧させたい方はこちら
重要なデータをHDDに保存している場合は、データ復旧業者へ相談
HDDの経年劣化に起因する「物理的な障害」は、「衝撃を与えた」「濡らした」といった自覚症状が乏しく、自身のHDDに物理障害が発生しているかどうか、自力で判別することは難しいのが現状です。このような状態で「何度も電源を入れ直す」「修復ツールでスキャンする」などすると確実に故障が進み、完全にデータを読み出せなくなる恐れがあります。
HDDにはメーカー保証がついている場合も多く、メーカー対応でHDDを交換・修理してもらうのも一つの手です。しかし、この場合、故障した元のHDDは、破棄されるため、データは失われてしまいます。確実にデータを取り出したい場合は、個人でのデータ移行は控え、データ復旧の専門業者まで相談してください。
物理障害を起こしたHDDからデータ復旧を行うには、HDDを開封・部品交換するための専門設備が必要となります。具体的には、無菌手術室レベルに清浄な「クリーンルーム」や、HDDの動作をつかさどるプログラム(ファームウェア)の解析を行う設備が必要です。

特にHDD障害の復旧実績が豊富なデータ復旧業者であれば、ノウハウや知見が豊富で、高精度でのデータ復旧が可能です。大切なデータを取り戻したい場合は、一度、無料の初期診断を受けてみることをおすすめします。
HDDが寿命を迎えた場合の対処法
HDDが寿命を迎えそうな場合、データの中身の必要性やバックアップの有無に応じて対処法が変わります。
以下はHDDが寿命を迎えた場合の対処法です。
新しいストレージに買い替える
外付けHDDの場合、保存データが不要で、バックアップもある場合は、新しいストレージに買い替えましょう。
ただし、内蔵HDDを自分で交換することはお勧めしません。HDDを開封した際の衝撃でデータを読み込む磁気ヘッドやディスクが破損する恐れがあります。
オンラインストレージを導入する
HDDにオンラインストレージを導入する方法もあります。
データをインターネット上のストレージサービスに保存することで、ネット環境がある場所なら、データ容量を気にすることなく使用できます。
外部ストレージにバックアップを作成する
パソコンが正常に動作しているなら、外部ストレージにバックアップを取る方法も有効です。
USBメモリやCD/DVD、別の外付けHDDを購入し、古いHDDに保存されたデータのコピーを取りましょう。
専門業者に相談する
経年劣化したHDDのデータが必要な場合はデータ復旧業者に相談しましょう。
データ復旧には異常の原因を正確に特定し、症状に応じて適切な処置を行う必要があります。
技術力の高いデータ復旧業者なら、HDDの故障の原因を正確に特定し、専門の復旧ツールを駆使して、経年劣化が発生したHDDから、データを取り出すことが可能です。
デジタルデータリカバリーでは、36万件の相談実績をもとに、専門知識を持つエンジニアが、復旧作業を行います。経年劣化したHDDのデータ復旧はスピード勝負です。
当社はご依頼された機器の約8割が48時間以内にデータ復旧を完了しています。大容量のHDDでもお気軽にご相談ください。
自力でHDDの寿命を調べる際に確認すること
自力でHDDの寿命を調べたい方は使用中のHDDの以下の情報を調べてみましょう。

累計使用時間が10000時間以上
HDDは約10000時間の使用を想定して製造されています。
累計使用時間はS.M.A.R.Tエラーを調べることで判明します。「CrystalDiskInfo」や「AmorphousDiskMark」というソフトを使用して、使用時間を調べましょう。
製造年式が5年以上前
HDDの製品ラベルを確認し、製造日の記載が5年以上前であれば、経年劣化が進行している可能性が高いです。
またHDDの品質は型番ごとに大きく違います。故障しやすいものであれば、使用期間が5年未満でもデータトラブルが発生する可能性が高いです。
製造メーカーの評判
HDDの製造メーカーが販売する商品の中には、他のHDDと比較して故障しやすいものもあります。オンラインショッピングサイトの口コミや、インターネットで「壊れやすい」という評価が多くないか調べましょう。
パソコンの発売時期が5年以上前
内蔵HDDのため、パソコンを分解しなければ、HDDの情報が得られないという方は、パソコンの発売時期を調べましょう。
パソコンの発売時期が5年以上前であれば、寿命が近いHDDを使用しています。既にパソコンのフリーズや、HDDの認識不良などが発生している場合は、データの必要度に合わせてメーカー・修理業者かデータ復旧業者に修理してもらいましょう。
HDDの動作音に異音がある
HDDの使用中に「カチカチ」「シャー」といった異音が鳴っている場合は、HDDのディスク部分が破損している可能性が高いです。
経年劣化が発生している場合、磁気ヘッドが摩耗し、ディスク上のデータを読み取る際の動作が不安定になっていることが多いです。
「データの文字化け」や「データ消失」、「HDDが認識されない」などの症状が同時に現れることもあります。
動作速度
経年劣化したHDDはデータの読み書き速度が遅くなります。
ただし、「データの容量が少ない」、「複数のアプリを開いている」といった使用環境が原因の場合もあります。
不要なデータはを消去し、使用しないアプリを閉じでも動作が回復しない場合はHDDの経年劣化を疑いましょう。
症状で見分けがつかない場合は、経験豊富なエンジニアが在籍する、データ復旧業者に診断してもらうと正確に原因が判明します。
HDDに異常が発生した時の注意点
寿命を迎えたHDDで気を付けておきたいことは、主に次の5つです。
通電し続けない

HDDを認識しない際は、以下の点に気をつけましょう。
- 外付けHDDの電源をOFFにする(ONにしない)
- 外付けHDDを通電させない
HDDは電源を入れると物理的な部品が駆動し、機器に一番大きな負荷がかかるため、何度も再起動を行うと故障をより大きくする確率が上がってしまいます。
焦って再起動や抜き差しを試してしまうと、復旧できたはずのデータさえも復旧できなくなってしまう可能性も高いです。
データ復元ソフトの使用は控える

データ復元ソフトで対処できるのは、軽度の論理障害のみです。
しかし、物理障害でも「フリーズ」「フォーマット要求」など、論理障害と同じような症状が出ることがあり、見分けがつかないことが多くあります。
障害を正確に判断できない状態で、安易にデータ復元ソフトを使用してしまうと、HDDに物理的な負荷がかかり、状態を悪化させてしまう恐れがありますので、データを安全に取り出すためには、データ復元ソフトの使用は避けるのが賢明といえるでしょう。
データ移行は危険
HDD異常時において、データのサルベージやデータ移行には、注意が必要です。データの移行は、非常にHDDを負担を与えるため、データ移行中、HDDが完全にクラッシュする恐れがあります。データ移行に不安がある方は、できるかぎり操作を控えるのが賢明です。
再起動を繰り返さない
再起動はHDDに大きな負担を与える行為です。HDDの状態が悪く、正常に動作しない場合、多くの人は再起動を真っ先に行うと思われますが、再起動を繰り返すと二度と起動・認識しなくなる恐れがあるため、HDDの異常時に、再起動を繰り返すのは控えてください。
フォーマットしない

HDDが認識しない場合、PCに接続してみると「フォーマットしますか?」といったエラー画面が表示されることがあります。
フォーマットとは、ファイルシステム(データを構築する仕組み)が読み込めなくなった際に、ファイルシステムを整理し直して、データの管理ができるようにするための操作です。
「フォーマット」は、一般的には「初期化」の意味を持ちます。指示通りにフォーマットを実行してしまうと、HDD自体のシステム的なエラー(論理障害)は解消することもありますが、それと引き換えにHDD内のデータは全て失われてしまいます。
大切なデータが保存されている場合は、安易にフォーマットを試さないようにしましょう。
HDDの寿命を自力で診断する方法
HDDの寿命を診断する方法として、S.M.A.R.T情報を調べる方法があります。「S.M.A.R.T」とはHDDやSSDの自己診断システムで、自力で調べるにはフリーソフトを利用する方法があります。
S.M.A.R.T情報を調べるソフトは多数存在するため、今回は安全なフリーソフトを利用して診断する方法を解説します。
S.M.A.R.T情報でHDDの状態を調べる
「S.M.A.R.T」とはHDDやSSDの自己診断システムです。「Crystal Disk Info」など複数のソフトウェアがありますが、そのソフトでも注目すべき値は「しきい値」です。
もし「値(現代値)」「最悪値(ワースト値)」が、「しきい値」を下回っている場合、HDDは近いうちに故障する可能性が高くなります。
またHDDが壊れており、正常・異常を診断できない場合、「使用時間」や「総書込量」などの数値が「100」と振り切れたように表示されることがあります。

このような状態だと、次の電源投入時にエラーを起こす可能性があるので、できれば電源を入れたままデータの退避を始めてください。
「CrystalDiskInfo」で寿命を調べる(Windowsの場合)
「CrystalDiskInfo」とはHDDやSSDの状態を調べることができるフリーソフトです。HDDやSSDをスキャンすることでS.M.A.R.T情報が表示できます。
「CrystalDiskInfo」で寿命を調べる方法は以下の通りです。
- CrystalDiskInfoの公式サイトから通常版のソフトをダウンロードする
- 任意のフォルダに保存し、「CrystalDiskMark〇〇.zip」を解凍する
- パソコンのスタートメニューを開き、「システム」の「バージョン情報」からbit環境を確認する
- ❸で確認した数字に対応するファイルを開く
- CrystalDiskMarkの「ALL」マークの右から2番目の項目で計測するストレージを選択
- 計測が始まり、完了後に表示された数値を確認する
「注意」「異常」の文字が表示されたら、HDDが物理的に破損しています。特に「異常」の表示は緊急性が高いため、データ復旧業者まで相談しましょう。
「AmorphousDiskMark」で寿命を調べる(Macの場合)
「AmorphousDiskMark」も「CrystalDiskInfo」と同様にS.M.A.R.T情報を調査できるソフトです。こちらはMacOSで使用できます。
「AmorphousDiskMark」で寿命を調べる方法は以下の通りです。
- Mac App Storeから「AmorphousDiskMark」をダウンロードする
- 「AmorphousDiskMark」を起動し、測定したいストレージをクリックする
- 「テストしたいストレージの書き込み可能な場所を指定してください」と英語で表示されたらテストに使用する場所を選択し、「Choose」をクリックする
- 「All」ボタンをクリックするとストレージの計測が開始する
- 数分後に結果が表示されたら、適宜「Command+Sキー」で結果を保存する
HDDが実際に壊れているか確認する方法
HDDが実際に壊れているか確認する方法は、次の6点を抑えておきましょう。
エラーチェックで問題の有無を検出する
Windowsには、HDDの軽度なエラーを検出し、自動修復する「エラーチェック」機能が搭載されています。もしエラーチェックで修復困難な症状が検出された場合、HDDが破損している可能性が高いと考えられます。また、エラーチェックは負担をかけやすく、やみくもに対処すると、症状を悪化させてしまい、データ復旧困難になる可能性もあります。
経年劣化が疑われるHDDでのエラーチェックは極力控えましょう。
- エクスプローラーでHDDアイコンを右クリックし「プロパティ」を選ぶ
- 「ツール」タブから、エラーチェックの「チェック」を押す
- 「ドライブのスキャンと修復」をクリック
動作が遅くなってないか確認する
HDDの寿命が近づくと、動作が停滞します。とくに外付けHDDの場合、特定のHDDで動作遅延が起きる場合は、HDDの経年劣化による故障が可能性として考えられます。
フリーズの頻度が増えてないか確認する
フリーズの頻度が増えている場合、HDDの不良が考えられます。重度になると、セーフモード起動すら困難になってしまうため、フリーズ頻度が増える前に、データのバックアップをとっておきましょう。
ハードディスクの動作音を聞く
HDDは異常時、「カチカチ」「カタカタ」という異音を発します。これはHDD内部のデータ読み取り装置が不具合を起こし、延々とループすることで、普段とは違う音が鳴るという仕組みになっています。HDD自体は電子的なエラー音を発しないため、HDDの異音は、物理的な異常を伝えるサインとなっています。こうした異音が聞こえる時点で通電・操作を控え、データの要不要に応じ、専門業者に対応を依頼することをお勧めします。
「ディスクの管理」で対象HDDの状態を確認する
WindowsPCの場合は標準ツール「ディスクの管理」でHDDが認識されているかどうかを確認できます。
正常時には以下の通り表示され、ドライブ容量などが確認できます。

しかし、HDDが認識されていない場合に関してはディスク自体が認識されないため、正常に表示されません。

この場合にはHDDに物理障害が起きていることが疑われます。
チェックディスク(chkdsk)を実行する
Windowsには、HDDのシステムに破損がないかをチェックし、自動で修復を試みるコマンドが搭載されており、そのうちの1つが「チェックディスク(chkdsk)」です。
- Win+Rキーを同時に押しファイル名を指定して実行のウィンドウを開きます。
- cmdと入力しコマンドプロンプトを起動します。
- 「chkdsk d/f」と入力し、Enterで実行します。
ただし、いつまでもコマンド修復が終わらない場合、不良セクタ(HDDの物理的エラー領域)が増えすぎているなど、重度の障害が起きている可能性があります。
この場合、個人で操作をおこなうと、状態が悪化する恐れがあります。もしデータが必要なときは、データ復旧の専門の業者に対応を依頼することをおすすめします。
HDDを長く使うポイント
HDDを長く、安全に、快適に使うポイントは、おもに次の5点です。
直射日光を避ける・熱がこもらないようにする
直射日光を浴びやすく、高温多湿の環境であったり、熱がこもりやすい配置場所にHDDを設置していると、状態が悪化しやすいです。通気性がよく、熱がこもりにくい環境にしておきましょう。
正しい方法で取り外す
通電中の外付けHDDのコードを抜くと、大きな負担を与えてしまいます。安全に外付けHDDを取り外すには「ハードウェアの安全な取り外し」という機能を使いましょう。
これは画面下部を右クリックして、ハードウェアのアイコンを右クリックすることで表示することが出来ます。

必要以上に電源をON・OFFしない
HDDの寿命は、電源の起動回数によっても左右されます。繰り返しの起動・シャットダウンは状態を悪化させやすいため、毎日のように電源を入り切りすることは控えてください。
振動や衝撃を避ける
HDDは振動や衝撃に弱く、物理的に故障する最大の原因となります。高所から落としたり、転倒を防止するため、高所には置かず、バランスの悪い備え付けは控えてください。
不要なデータを消す
HDDいっぱいにデータを書き込んでいると、動作が重くなり、状態が不安定になります。HDDにとっても負担をかけやすく、寿命を脅かす恐れがあるため、数GBは余裕をもってデータを保存するようにしましょう。
寿命が長いメーカーのHDDを購入する
古いHDDが不要な場合や、既にバックアップを取得済みの場合は、寿命が長く、故障率の低いメーカーのHDDを新しく購入しましょう。
口コミサイトや、Backblaze社のHDD/SSD故障率レポートが参考になります。
定期的にデフラグやバックアップをとる
予防策ですが、HDDの故障に備えて、デフラグやバックアップを取っておくことも効果的です。
「デフラグ」とは散らばったデータの配列を整理し、ファイルの断片化(フラグメンテーション)を解消することです。
HDD上でデータの読み書きや消去を繰り返すと、データが複数の領域に分かれて保存され、データを開く時の処理が重くなります。デフラグを実行することで、データが集約され、処理を軽くすることができます。
HDDは経年劣化以外にも少しの衝撃や熱で故障する場合があります。
定期的に別の媒体にデータのバックアップや整理を行い、HDDの故障に備えましょう。
今まで紹介した方法で解決できなかった場合の対処法

今までで紹介してきた方法を試しても解決できない場合は、高い確率でHDDに経年劣化や破損、重度のシステムエラーが発生しています。
これ以上データ復旧ソフトなどを使用すると、データが完全に消去してしまう恐れがあります。
作業を止め、専門家である「メーカー・修理業者」か「データ復旧業者」に相談しましょう。ただし、各業者で修理・復旧する範囲が異なります。以下に各業者の特徴について解説します。
メーカー・修理業者に相談する
使用しているパソコンに不具合が発生した場合、保証期間内であれば、無償で修理や交換を受けることができる場合があります。
ただしメーカー・修理業者はパソコンの「正常な起動」を目的としているため、修理・交換を行うと、内部のデータは原則として失われます。あくまで修理は、パソコンの動作を復旧するのが目的であって、そもそもデータ復旧は念頭に置かれていません。
正常に動作しないパソコンに必要なデータがある場合は、メーカーに修理依頼を出す前に、データ復旧の専門業者に依頼するようにしましょう。
データ復旧業者に相談する

データ復旧業者は、壊れたパソコンやサーバから「データを取り出すこと」が目的です。
専門の解析ツールを使用して故障の原因を正確に特定し、復旧ソフトや個人では修復できないエラーや破損箇所を修復し、元のデータを取り出すことが可能です。
しかし、データ復旧業者は、あくまでデータの取り出しが目的なので、パソコンを正常に起動するように修理するわけではありません。この点にご留意ください。
デジタルデータリカバリーなら、ご依頼された機器の約8割が48時間以内に復旧完了しています。特にHDDの経年劣化は通電するだけでもHDDに負荷がかかるため、迅速な処置が必要です。
当社はHDD復旧の専門知識を持つエンジニアがチームで復旧作業を行うため、復旧の速さと高い復旧率を実現させています。
HDDの経年劣化は早めに対応するほど、大切なデータを完全な状態で救出できます。当社では専門のエンジニアによる無料の初期診断も行っていますので、お気軽にご相談ください。
データが必要な場合は、データ復旧の専門業者に相談する
これまでの対処方法は、ごく「軽度の論理障害」しか対応できず、「中高度の論理障害」あるいは「経年劣化を含む物理障害」には対応できませんでした。
HDDの中に失いたくない大切なデータがあれば、データ復旧の専門業者に相談することを強くおすすめします。データ復旧業者では、復元ソフトでは対応できない物理障害や、重度の論理障害からのデータ復元・復旧が可能です。
データ復旧業者では、HDDに発生している症状を元にエンジニアによる正確な初期診断を行い、故障原因を特定した上で、原因ごとに専用の設備や部品を用いてデータ復旧作業を行います。プロが対応するため、データ復旧に失敗してデータが完全に消失するリスクを抑え、確実に復旧することができます。
デジタルデータリカバリーでは、お電話またはメールでお問合せいただくと、簡易診断と対応方法について無料でご案内いたします。また、機器別の専門のエンジニアによる無料初期診断を行っているので、お気軽にご相談ください。
はじめてのデータ復旧業者は【技術力の高さ】で選ぶ
データトラブルの際、一番頼りになるのがデータ復旧業者です。しかし、初めてデータ復旧業者に依頼するとなると、どこに依頼したらいいのか分からない方も多いのではないでしょうか。
データ復旧業者を選ぶときの最大のポイントは、【技術力の高さ】です。
データ復旧は手術と同様、何度もできるものではありません。失敗してもやり直しがきくものではなく、繰り返すたびに復旧率が下がっていくので、最初の対応が復旧率を握るカギとなります。もし絶対に取り戻したい大切なデータがあれば、確かな技術力を持つ業者に依頼すべきでしょう。
技術力が高いデータ復旧業者を選ぶ3つのポイント
全国100社以上あるといわれるデータ復旧業者の中で技術力が高く、信頼できる業者を選ぶ3つのポイントを解説します。おさえておくべきポイントはこちらです。
- POINT:1 復旧実績や復旧率が数字で明記されている
- POINT:2 他社で復旧できなかった機器からも復旧実績がある
- POINT:3 復旧ラボを公開し、自社内に復旧設備を揃えている
POINT:1 復旧実績や復旧率が数字で明記されている
復旧実績や復旧率は、多くの場合、公式Webサイトで確認できます。特に実績が誰が見ても客観的に判断できる「数字」で明記されている企業は、信頼性が高いと言えます。
データ復旧業者の中には、明確な根拠数字を記載していないケースもあります。そのような業者は技術力を有していない可能性があるため、信頼できる業者とは言い難いです。
「国内最高レベル」など、曖昧な言葉のみで具体的な復旧実績について公開していない業者もあるため、過去の実績についてしっかり確認するようにしましょう。
POINT:2 他社で復旧できなかった機器からも復旧実績がある
「メーカーや他のデータ復旧業者で復旧できなかった機器から復旧実績がある業者」は技術力が高いと言えます。官公庁、国立大学法人、上場企業の復旧件数が多い業者も、信頼がおけます。
データ復旧は、機器の種類や障害の程度によって難易度が異なります。業者によって対応できる障害レベルにも差があるため、技術力の低い業者に依頼すると、復旧に失敗するリスクがあります。
他社で復旧できなかった機器でも復旧実績のある業者は、高難度の障害に対応している、技術レベルの高い業者と言えます。
POINT:3 復旧ラボを公開し、自社内に復旧設備を揃えている
データ復旧の業者の中には、自社で復旧作業を行なわず外注したり、自社内に専用設備を持たない業者も存在します。
そのような業者に依頼してしまうと、誤った処置が行われ、大切なデータを失う可能性があります。
復旧ラボを公開し、見学を受け付けている業者であれば、自社内できちんと復旧作業を行なっていることがわかるので安心です。
国内で復旧ラボを構えている業者は限られています。Webサイトの情報だけではわからないことも多く、実態を知るには直接ラボの様子を確認するのが一番安心です。
データ復旧は「デジタルデータリカバリー」にお任せください
当社はデータ復旧専門業者 14年連続データ復旧国内売上No.1(※)として多くのお客様に選ばれ続けています。そして技術力が高く、信頼できる業者を選ぶ3つのポイントをすべて満たしており、自信を持ってデータ復旧の作業をさせていただきます。
※データ復旧専門業者とは、自社及び関連会社の製品以外の製品のみを対象に保守及び修理等サービスのうちデータ復旧サービスを専門としてサービス提供している企業のこと
※第三者機関による、データ復旧サービスでの売上の調査結果に基づく(集計期間:2007年~2020年)
- POINT:1 復旧実績や復旧率を数字で公開しています
- POINT:2 他社で復旧不可からも多数復旧に成功しています
- POINT:3 復旧ラボをすべて公開・自社内設備で復旧しています
POINT:1 復旧実績や復旧率を数字で公開しています
当社はデータ復旧国内トップクラスの実績を誇っており、復旧率最高値 95.2%(※1)の技術力をもって、あらゆるメディアからのデータ復旧に対応しています。また、官公庁や国立大学法人・上場企業を含めた、日本中のお客様のデータの復旧に対応しており、累計36万件以上のご相談実績(※2)があります。
しかし残念ながら、データ復旧業者の中には技術力が低いにも関わらず、「我々は高い技術力を持っています」など、明確な数字を出さずに曖昧な表現をしている復旧業者が多数あります。そのような復旧業者は、実績が少なかったり、社内に専用設備を持っていない可能性が高いため、注意しましょう。
当社では、「本当に技術力の高い会社であれば、復旧率で明確な根拠を示すべき」と考え、つちかった技術力に自信があるからこそ、復旧実績や復旧率を公開しています。
POINT:2 他社で復旧不可からも多数復旧に成功しています
当社では、同業他社では復旧不可能とされた機器のご相談も5,700件以上(※3)対応しており、重度障害からのデータ復旧に多数成功しています。
技術力の高い業者ほど、他社で復旧不可能と判断された機器の復旧実績が高くなる傾向にあります。
当社は、他社様を上回る症例数を復旧しているからこそ、同業他社で復旧不可能な障害でも、当社で復旧が可能となっています。諦める前に、まずはご相談ください。
POINT:3 復旧ラボをすべて公開・自社内設備で復旧しています
当社は復旧ラボを公開し、見学を受け付けており、直接ラボの様子を確認していただけます。クリーンルームを含め、国内最大級の自社内復旧ラボで復旧作業を行っており、エンジニアの作業風景をWebサイトやSNSで発信しています。
大切なデータを預ける上で、その業者の実態が分からないと信用できませんよね?社内風景や、実際に復旧に携わるエンジニアの顔が見えることは、非常に重要な点と言えます。
データ復旧業者の中には、復旧ラボを社内に保有していなかったり、外注や、個人でも試せる復旧ソフトを使用するだけで、作業を行わない業者も存在します。Webサイト上に掲載している社内風景と、実態が異なる怪しい業者も少なくありません。セキュリティなどを理由に、実態を明かさない復旧業者は、怪しいと判断した方が良いでしょう。
※1:2018年2月実績 復旧率=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数(2017年12月~2021年12月の各月復旧率の最高値)
※2:期間:2011年1月1日~
※3:期間:2016年6月1日〜
デジタルデータリカバリーが選ばれる理由について、詳しくはこちらで紹介しています。

官公庁、国立大学法人、上場企業
多くのお客様にご利用いただきました

※ 掲載の許可を得た法人様の一部を紹介させていただいております。
復旧~納品までの流れ
最短当日復旧!まずはご相談ください
当社では、初期診断は最短5分、ご依頼いただいた機器の約8割が48時間以内に復旧完了しています。ご相談・初期診断・お見積りまで無料でご案内しています。
また、過去36万件以上のご相談実績から算出されるデータベースを基に、機器や症状ごとに配置された専門のエンジニアが最先端設備と技術力を駆使して正確な診断と復旧作業を行います。大切なデータ、業務にかかわる重要なデータを復旧させたい場合はご気軽にご相談ください。


対応メーカー

BUFFALOやI-O DATAをはじめ、各種メーカーに対応
様々なHDDから復旧できる可能性があります!

ハードディスク 復旧対応メーカー表
- IBM
- Western Digital
- Samsung
- Quantem
- MAXTOR
- seagate
- 東芝
- I-O DATA
- ASKA
- アドテックス
- BUFFALO(旧称:(株)メルコ)
- LaCie(ラシー)
- Logitec(ロジテック)
- エレコム
- Silicon Power
- ADATA
- HGST
- トランセンド
- FFF SMART LIFE CONNECTED
- Apricorn
- ハギワラソリューションズ
- プリンストン
- Lenovo
- FREECOM
- SONY
- メルコシンクレッツ
- IMATION
- ASUS
- Apple
- HP
※その他各種メーカーにも対応しております。現状弊社で対応できないメーカーはございません。お気軽にお問い合わせください。
画像・動画・Excelファイルなど、拡張子がつくものは全て対応しております。

その他メーカー・ファイルも対応可能です。詳しくはお電話でお問い合わせください。
データ復旧の料金について
データ復旧費用は4つの要素で決まります
-
1総ディスク容量
どれくらいの大きさか?
-
2故障箇所
どこが壊れているか?
-
3難易度
どれくらい壊れている?
-
4工程数
復旧にかかる期間は?
-
1総ディスク容量
どれくらいの大きさか?
-
2故障箇所
どこが壊れているか?
-
3難易度
どれくらい壊れている?
-
4工程数
復旧にかかる期間は?
お電話いただければ、専門のアドバイザーがお客様の状況を伺い、概算のお見積もりと復旧期間をお電話にてお伝えいたします。その後、無料初期診断(お見積もり)のご案内を差し上げることもできますので、金額面についてもお電話にてご相談ください。
データ復旧料金の目安
500GB未満 | 5,000円〜 |
---|---|
500GB以上 | 10,000円〜 |
1TB以上 | 20,000円〜 |
2TB以上 | 30,000円〜 |
※こちらに掲載されている金額は、あくまで総ディスク容量を元にした目安の金額です。 障害内容により、金額が異なりますので、まずはお電話にてご確認ください。
当社復旧費用のおすすめポイント
復旧料金は、診断結果に基づいたプラン(成功報酬制あり)をご提示いたします
当社では、機器の障害状況を診断させていただき、プランをご提示いたします。
成功報酬制プランにおける「復旧成功の定義データ」は、お客様の希望に合わせて設定が可能です。
ご相談・初期診断・見積まで無料で承りますので、お気軽に無料診断・見積サービスをご活用ください。
※症状により、復旧の可否にかかわらず作業費を頂戴する場合がございます。作業費が発生する可能性がある障害に関しては、事前にお客様に状況をお伝えした上で、作業費を発生させて復旧作業に着手するか、そのまま復旧作業に着手せず機器をご返却するかをご判断いただきます。
弊社の独断で復旧作業を遂行し、作業費を請求する事はございませんのでご安心ください。
ご不明な点に関してはお手数ですが、都度担当までお問合せください。
復旧できたデータは全て納品
成功定義データだけでなく、復旧できたデータは追加料金無しで全てご納品いたします。
お見積もり後に追加で作業料を請求することはありません
お見積もり後に追加で作業料金を請求することはありません。復旧の度合いにより、お見積もりから減額される事はあっても高くなる事はございませんのでご安心ください。
※納品用メディアのご購入やその他追加サービスへのご加入については別途料金が発生いたします。
お客様に合った支払い方法が選択可能
クレジットカード・銀行振込・現金支払いに加え、請求書支払い・保険支払い・公費でのお支払い・商社を介してのお支払い等、対応が可能です。ご成約時にお申し出下さい。
よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。
営業時間は以下の通りになっております。
土日祝日問わず、年中無休でお電話でのご相談・復旧作業・ご納品・アフターサービスを行っています。
電話受付:0:00~24:00 (24時間対応)
来社受付:9:30~21:00
復旧できる可能性がございます。
弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数36万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。