

【〜技術統括責任者へのインタビュー〜】
− 今回は、新技術をアメリカから導入されたという事なんですが、新技術を導入しようと思ってから導入までの、経緯を教えて下さい。
技術統括責任者: |
きっかけは、技術員から物理障害の起きているハードディスクから、高い確率でデータを復旧する事には成功しているのだが、更にお客様のご希望に応える為に、復旧までのスピードをもっと縮めるべきだ!という報告は常にあがってきたんです。 |
− なるほど。ただ直すだけではなく、1日でも早く復旧を完了させて、データをお渡しするスピードを縮める事が、お客様の為になると考えたわけですね。
技術統括責任者: |
そうです。ご依頼頂くお客様の中には、今すぐにでも使いたいデータ が入っていると仰られる方も多々いらっしゃいます。私は、まず実際の復旧スピードがどれくらいであるのかを調べ、どの工程や症状に時間がかかっているのかを分析しました。そして、復旧を早める為に今の私たちに必要な技術を持っている会社はないか、独自の情報網を 駆使して、世界中を探したのです。 |

− なるほど。そうして見つかったのがアメリカのこの会社だったと。
技術統括責任者: |
そうです。毎日アメリカ全土から、数多くのハードディスクが届けられ、難しい障害のものでも直すことが可能で、アメリカ国内では、データ復旧技術トップ3に入るといわれている会社です。 |
− あの広いアメリカでトップクラス!すごいですね!
技術統括責任者: |
えぇ。本当にすごい会社なんですよ。その会社に『是非、技術提携を結 んで、お互いにデータ復旧技術を向上させていきませんか』という内容のメールを送ったんです。私たちのホームページのURLや、簡単な復旧実績を載せてね。すると、数日後に先方の副社長さんから、『あなた方のホームページや、送ってもらった復旧実績からその技術力に驚いた。是非、直接我々の技術力も見て欲しいので、アメリカに来てもらえないか』という内容の返信があったんです。 |
− 日本データテクノロジーの技術力が海外でも認められたんですね。
技術統括責任者: |
そうですね。それでチケットをその日のうちに用意し、先方にアメリカに到着する日をメールで伝えたら、向こうは展開の速さにびっくりしていました(笑) |

− その日のうちにですか!それは早いですね。アメリカでは会社のどんなところを見てこられたんですか?
技術統括責任者: |
実際に先方の会社を訪問して、まず見たのはセキュリティの部分です。 例えば、「どのような社内体制でお客様のハードディスクをお預かりしているのか?」「管理体制に不備はないか?」などを見させてもらったのです。私の経験上、セキュリティ管理のしっかりしていない会社は、総じて技術力も低い。そういった観点で会社をまず拝見しました。 そして、見させて頂いた結果、セキュリティに問題がなかったので、実 際の復旧現場を見させて頂く事になったんですが、なかなか我々が望むような難易度の高い症例が無く、提携を結ぶことに対して首を縦に振れなかったんですね。 |
− せっかくアメリカまで行かれたのに、残念でしたね。
技術統括責任者: |
そうですね。私も日本での復旧作業の予定や、他国への出張の予定がありましたので、これ以上 日程を伸ばす事も出来ませんでした。その時に、先方の副社長さんから「御社との関係をここで終わらせたくないので、それでは技術員を一人日本に派遣しよう。そして、実際にその目で我々の持つ高度な復旧技術を見てほしい」という申し出を受けたんです。 |
− その技術員というのが、来日されたユージーン・トルクノフ氏だったんですね。
技術統括責任者: |
そうです。さすが副社長が自信満々に派遣されるだけあって、素晴らしい技術を持った技術員でした。 |

− 来日された技術員、ユージーン・トルクノフ氏はどんな方なんですか?
技術統括責任者: |
彼は、物理障害のメカニズムを知りつくし、世界中の基板情報や部品に関しての知識を網羅していました。 |
− 物理障害というと、ハードディスクが機械的に壊れて、カチカチ音がしたり・・・という症状の事ですよね?
技術統括責任者: |
もちろんそれも物理障害なんですが、実はそれだけでは無く、基板に書き込まれたプログラムが壊れたものも物理障害と呼ぶんですよ。 |

− プログラムが壊れているのに、物理障害なんですか?!
技術統括責任者: |
ハードディスクの基板は、人で言う脳に当たります。その基板に書き込まれているプログラムが壊れてしまう事で、部品のコントロールができず、ハードディスクが動かなくなる事があるんです。 |
− なるほど。ただ、ハードディスクを開けたり部品を交換するだけでは直らないんですね。
技術統括責任者: |
そうです。我々も、リスクの高い『ハードディスクを開封する』という作業は、出来るだけせずにデータを救いだす方法を考えています。その一つが基板プログラムの研究なんですね。 |

− 今回の技術提携を通して、どの様に技術力は変わりましたか?
技術統括責任者: |
以前から私たちも、基板のプログラム研究を行っていたのですが、トルクノフ氏の持っていた技術やノウハウと、我々の研究結果を重ねる事で、今まで直せていたけれども、復旧までに時間がかかっていた症状の、復旧時間を大幅に短縮する事に成功したんです。 |
− 素晴らしいですね!
技術統括責任者: |
はい。症状によっては復旧作業中の通電時間が長くなることで、ハードディスクに負荷がかかり、状況が悪化してしまう事もあるんです。その時間が数分短縮できただけでも、数パーセントですが復旧率は確実に上がるんですよ。 |

− 復旧時間の短縮が、お客様にとっての大きなメリットとなるわけですね。
技術統括責任者: |
そうです。今の私達の技術力ですと、お預かりしたその日のうちに、データをお戻しすることが可能ですからね。大事なデータを失われて、不安になっていらっしゃるお客様にとっては、早く手元にデータが戻ってくるという事は大きなメリットではないでしょうか。 |
− 確かに。会社などの緊急性の高いデータだったらもちろんですが、私だったら、何日間もデータが消えたという不安な気持ちを持って、ずっと緊張しながらいるというのは嫌ですね。
技術統括責任者: |
そうですね。皆さん、そういったすがるような気持ちで私達にご依頼されているんだと思うんです。早く安心して頂きたいというのが私たちが持っている強い信念なのです。 |
− 新技術を導入して、日本データテクノロジーに怖いものはないと言ったところでしょうか。
技術統括責任者: |
いえいえ。今回の技術提携で、全てが解決したわけではありません。私達がお客様に求められている事を考えると、このスピードや技術力で、満足してはいけないと思っています。1人でも多くのお客様のデータを、1つでも多く、1秒でも早く復旧するという目標は、きっとこの先もずっと変わる事はないでしょう。 |
日本データテクノロジーには、年間で18,000台種度のハードディスクが届けられ、その中の約6割以上が物理障害を起こしています。また、届けられるハードディスクは『物理障害』と一概に言っても全て微妙に症状が違い、対応の仕方も変わってくる。
今回の技術提携を通じて、より多くの症状に早く対応できる様になった事に対し、「世界トップクラスの技術員に出会えた、という事ももちろん素晴らしいことですが、それ以上に、お客様のデータをまた一つでも多く救えることが出来るようになったという事が、この上ない喜びです。」と、語る技術統括責任者。
海外技術導入部を統括しているという立場にありながらも、全てを部下に任せるのではなく、自らも進んで海外へ行ったり、クリーンルームに入って難易度の高い復旧作業を行う。今日もまた、彼の手からかけがえの無い大切なデータが救いだされるのだ。
※当社の技術力進歩に大きく協力してくださる、海外にある多数の復旧会社。
ただし、私たちはお客様の復旧案件を、社外に依頼・外注することは一切ありません。
お預かりしたお客様の機器は機密を守るため、復旧完了後お客様にお返しするまで100%自社内で対応させて頂いております。
さらに、お客様の大事なデータを管理するスタッフは、全員が第三者と機械による厳重なセキュリティチェックを受けております。





















