普段あなたがお使いのデータやプログラムは、パソコンや外付けハードディスクの中にある、いくつもの部品の内、ハードディスクという精密機器の中に保存されています。パソコンや、サーバーで使用されるデータやプログラムは、全てハードディスクと言う部分に記憶され、パソコンはここからのデータやプログラムを取り出して起動しています。
人間で言えば脳の部分にあたるハードディスクは超精密電子機器で、他の部品に比べてデリケートで壊れやすい部分です。
当然、この部分になんらかの問題が発生すれば、パソコンはデータを取り出せなく、正常に起動できなくなるのです。
使用頻度や、故障の原因はさまざまですが、個体差はあるものの、ハードディスクの寿命は約2〜3年と言われており、消耗品になります。
ですので、電球が切れてしまった場合電球を修理して使うのではなく、交換するのと同じように、ハードディスクを交換しないとパソコンは使えるようになりません。当然ながら、ハードディスクは新品になるわけなので、あなたが保存したデータはなくなってしまう事になります。
その為、壊れた超精密機器であるハードディスクからデータを取り出す為には、『職人技』と『最新設備』と『職人の経験値』がデータの復旧率を決める事になります。


@制御基板
人間に例えると頭脳にあたる部分です。
この制御基板が、パソコンからの命令を整理してデータに指令を出すことでパソコンを動かしているのです。この部分が故障することで、ハードディスクが動かなくなったり、異常な指令を出してしまうことでパソコンが不具合を起こします。
特に水没や強制終了した後に、ハードディスクが動かなくなった場合は、基板障害の原因が多いです。
A磁気ヘッド
データの読み込みや書き出しを行う部分です。
レコードで言う「針の役目を行い、この針がすこしでもずれるとハードディスクは起動できなくなってしまいます。正常な状態であれば、このヘッドと磁気ディスクの隙間にはタバコの煙も通らないくらいの隙間しかありませんので、データを傷つけず取り出す為には、ナノ単位の緻密な職人技と精密機器の部品交換になりますので、最新の設備が必要になります。
Bスピンドルモーター
ハードディスク内の磁気ディスクを回転させるモーターであり、記憶容量や処理速度などHDDの性能を左右するため、回転数やNRRO(非繰返し性振れ)などの点で非常に高度な精度要求を満たす事が求められる部品になります。
長期にわたる使用により摩耗したり劣化して回転抵抗が増加する事があり、これによりプラッタの回転速度が不安定となりデータの読み書きにエラーを発生するようになる場合があります。
C磁気ディスク
ハードディスクのデータを保存する場所で、パソコンを動かすためのデータやプログラムを全て記憶している場所です。磁気ディスクには、データを保存する為に、磁性体の膜がコーティングされていますが、稼動させる事で、この磁性体の膜が摩耗し読み込みが出来ないエリアが発生します。このエリアを不良セクタと呼び、保存しているデータやプログラムが読み込めなくなる為、『一部のデータにが開かない。』もしくは、『中のデータ自体にまったくアクセス出来ない。』という現象が発生します。
少しのホコリをかぶっただけでもデータ復旧が出来ない場合もあり、非常に精密で繊細な箇所です。他の部分の故障であっても、ハードディスクのカバーをあけただけで、この部分に影響を与えてしまうため、作業には専門のクリーンルームが必要です。
復旧方法としては、制御基板自体の交換を行う必要があります。
ただし、制御基板を交換すればすべて直るという訳ではなく、あなたのハードディスクの制御基板上にあるチップに書き込まれた情報が必要となるケースもあります。その場合は、チップの移植作業を行います。また、電源の入れ直し等によって基板に不可が掛かってしまった場合、チップの中に書き込まれているプログラム自体が破壊させている事もあります。その為チップの中のプログラムの修復作業を行う事もあります。また、基板障害の場合合併症状を起こしている事もある為、すぐに対応出来るようにクリーンルーム内で作業を行います。
復旧方法としては、磁気ヘッドの交換作業を行う必要があります。
この場合ハードディスクは超精密機器になる為、塵や埃が入り込まないように、クリーンルームの中で作業を行います。ハードディスク自体が超精密機器の為、データを一時的に読み込めるようにする為に、ナノ単位での微調整や加工を施しながら、磁気ヘッドの交換作業を行います。
ハードディスクのメーカーやモデルによって形が異なりますし、そもそもハードディスクの大きさ自体が異なる為、職人の技術と経験量が復旧率に影響を与えています。











復旧方法としては、スピンドルモーターの交換作業をクリーンルームの中で行う必要があります。モーターはハードディスクの一番底側にありますので、全ての部品を一度分解した後に、モーターを交換する必要があります。データを正しく読み込ませる必要がある為、部品交換作業後、ミリ単位での動作調整を行わないといけません。職人の経験値によっても復旧率に影響が出る為数多くの復旧件数を行う必要があります。











復旧作業としては、特殊セクタ解析機を使用し磁気ディスク表面の磁性体の膜をチェックする必要があります。
読み込み不可能になってしまったセクタと呼ばれるエリア以外からセクタ情報を解析し、その情報を基に元のフォルダー構成やファイルを復旧していきます。セクターとは、0101といった数字とアルファベットからなる16進数になります。この0101といった数字を見ながら、時には手作業で復旧作業を行います。





復旧作業としては、専用機器にてハードディスク内の磁気情報を読み出します。
読み出したセクタ情報から、数字の羅列を職人が目視で確認しながら独自の計算式を使用してファイルシステムの構成とファイルの復元を行います。1セクタあたり1024文字。1GBだと200万セクタ 約20億文字になります。その中から、壊れている箇所を割り出して修復する為には、細かい手作業が必要になります。








クリーンルームとはチリやホコリのない状態作業環境です。非常に精密な電子機器を解体するので、専門の知識をもった技術者が顕微鏡をつかって作業します。私達は自社内に最新のクリーンルームを持っています。(データ復旧会社でも、規模が小さい会社や個人事業主は、クリーンルームを持っていないか、海外などに外注しています。ご確認ください。)なぜ、私たちが自社内ですべて復旧することにこだわっているかと言いますと、海外に外注した場合、ロストパッケージが発生するリスクや輸送中に起こる振動により、症状が悪化するリスクを回避する為です。
お客様のデータを1つでも多く復旧するために、タイムテーブルをくんで、1つ1つしっかりと診断をしております。お客様それぞれに担当チームを設け、症状・復旧したいデータを踏まえ、行程を組んでいきます。





※復旧が完了し、お客様へ納品するHDD


実は、まったく同じハードディスクは存在しないという事をご存じでしたか?あれ?ハードディスクってメーカーとモデルが一緒なら同じじゃないの?と疑問にもたれた方もいると思います。しかし、同じハードディスクは世の中に2つとして存在しないのです。なぜかと言いますと、まず、同じメーカーでも、モデル毎に内部の部品の形が変わってきます。また、同じモデルであっても、部品の形が違うなんてことは実は良くある事なのです。(なので、ドナーとなる部品数を多く手元に用意出来る事が重要になってきます。)そして、一番の大きな違いは、ハードディスクを使っているあなた方が保存しているデータの種類や量、期間が違うため、磁気ディスク上に書き込まれているセクタの状態が異なるからです。ですので、一度、実物をお預かりして診断をしないと正確な状況が分からないのです。







初期診断のポイントは『正確な故障箇所を特定する事』です。実は、初期診断は職人の聴覚を頼りに行なっています。(症状によります)わずかな音の変化から、基板障害・ヘッド障害・スピンドルモーター障害・ファーム障害を切り分けています。但し、メーカー毎に、ハードディスクの構造が若干異なりますので、弊社では、メーカー毎に専任制をとって対応をしています。その為、正確な場所を高い確率で特定する事が可能です。
もし、初期診断の段階で『誤診』してしまうと、交換する必要のない部品を交換し、結局データの取り出しが出来ない。という結果になってしまうからです。 その為、弊社では初期診断を重要視し、メーカー毎の専任制をとり、年間約2万件の初期診断を行っています。また、少しでも正確な診断が出来るように、設備に関しては、常に最新の状態を保つようにしています。
診断から復旧まで、『実践を何度も積んだ職人』が『最新設備』を使い、作業を行っています。 いまなら、HPをご覧頂いたお客様に限り、通常3万円かかる初期診断が無料となります。ぜひ、復旧出来るかどうかの確認の後、復旧作業を依頼するかどうするか?検討してみて下さい。




























































